JR東日本は5月10日、鉄道開通150周年を記念して、記念企画の実施について発表しました。
前回のその1では鉄道の歴史を感じられるイベントについて紹介しました。
是非そちらもご覧ください。
今回は、新幹線や特急にも乗れるフリーきっぷについてと、このきっぷを活用したおすすめ路線をご紹介します。
「鉄道開業 150 年記念 JR 東日本パス」を販売
「鉄道開業150年」を記念しJR東日本全線、その他鉄道路線(7社)の列車が3日間乗り降り自由なフリー切符が販売されます。
なんとこの切符、あらかじめ座席の指定を受ければ、新幹線・優等列車の普通車指定席に 4 回乗車可能なのです。
また、JR全線が乗り放題な「青春18きっぷ」は三陸鉄道やIGR岩手銀河鉄道などほとんどのJR以外の鉄道路線に乗れないため、非常に旅行のルートを計画しやすい切符でもあります。
フリーエリア内の JR 東日本全線、青い森鉄道線、IGR いわて銀河鉄道線、三陸鉄
道線、北越急行線、伊豆急行線、富士急行線、えちごトキめき鉄道線(直江津~
新井間)の特急(新幹線を含む)・急行・快速列車の普通車自由席および JR 東
日本が運行する BRT が3日間乗り降り自由。あらかじめ座席の指定を受ければ、新
幹線・優等列車の普通車指定席に 4 回乗車可能。
- 料金 :おとな 22,150 円 こども 10,150 円(税込)
- 利用期間:2022年10月14日(金)~10月27日(木)の3日間
なお、えきねっと限定販売なため、お気を付けください。
10月に紅葉を楽しめる観光スポットを紹介!
「鉄道開業 150 年記念 JR 東日本パス」の利用時期は、紅葉が楽しめるシーズンです。
そこで、このきっぷを活用できる観光地を3つご紹介します。
最上峡(山形県)
最上峡は山形県を流れる最上川中流にある渓谷です。
松尾芭蕉の奥の細道にも登場する最上川ですが、中流の最上峡の景色は非現実的な絶景が広がっています。
両岸には美しい木々が生い茂り、その姿が水面に反射して輝く様子は必見です。
秋になると緑色だった葉は赤や黄に色づき、鮮やかなようすへと姿を変えます。
最上峡では遊覧船が運行されており、川を下りながらダイナミックな景色を思う存分堪能できます。
船頭の舟歌と最上訛りのガイドとともに忘れられない体験をしてみませんか?
最寄り駅:陸羽西線 古口駅
遊覧船の時刻表の確認や予約など詳しくはホームページで。
猊鼻渓(岩手県)
猊鼻渓は、岩手県を流れる砂鉄川沿いに、高さ100mを超える石灰岩の岸壁が、およそ2kmにわたって続く渓谷です。
春には藤の花、夏には緑、秋には鮮やかな紅葉、冬には水墨画のような荘厳な風景を楽しむことができます。
特に春、秋には舟の上で茶をたのしむ茶席舟が、冬にはこたつ舟が運行され、雄大な景色とともに優雅な時間を過ごすことができます。
また、舟下りの折り返し地点にある岩のくぼみに、運玉とよばれる玉を投げ入れ、入ったら願いが叶うという運試しがあります。
運玉には、
「福」「縁」「寿」「愛」「願」「運」「恋」「絆」「禄」「財」
の10種類の願いがあり、入った運玉によってそれぞれご利益が異なるようです。
※運玉:5個100円
舟の上で非日常的な雰囲気を味わえるのは猊鼻渓!
最寄り駅:大船渡線 猊鼻渓駅
※新型コロナウイルスの影響でイベントに変更がある可能性があります。
最新情報はホームページでご確認ください。
名勝・日本百景猊鼻渓舟下り(公式ホームページ)|げいびけい|げいび観光グループ (geibikei.co.jp)
袋田の滝(茨城県)
袋田の滝は、茨城県大子町が誇る観光名所で、日本三名瀑のひとつに指定されています。
高さ120メートル、幅73メートルの大きさを誇る袋田の滝は、秋には色とりどりの紅葉がダイナミックな滝の流れに色を付け、冬には滝全体が真っ白に凍結します。
荒々しく流れる滝に、穏やかな時間の流れを感じる人気の観光地です。
※新型コロナウイルスの影響でイベントに変更がある可能性があります。
最新情報はホームページでご確認ください。
お得なきっぷをつかってお得な旅を
以上、鉄道開業 150 年記念 JR 東日本パスについてと、それを活用して楽しめる観光地をご紹介しました。このきっぷはほかのフリーきっぷと比べても群を抜いてお得なので、是非この機会に非日常的な旅を楽しんでみませんか。
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