2022年3月のダイヤ改正による変化は?東北日本海側編

鉄道情報

2022年3月12日に行われるダイヤ改正。今回は東北日本海側編です。旅行者にとっては厳しいお知らせになるかもしれません。

詳しく解説します!!

1. 特急いなほ号の運行区間の見直し・4両化

2022年3月12日のダイヤ改正で、一部の特急いなほ号が酒田~秋田間の運転を取りやめます。

  • 酒田~秋田間で運転を取りやめる列車
特急列車名発駅発時刻着駅着時刻
いなほ5号酒田14:41秋田16:04
いなほ10号秋田13:00酒田14:28

 なお、利用客が多い場合は、酒田~秋田を臨時列車として延長運転されます。

いなほ10号はつがる2号は秋田駅で接続しています。その接続時間で昼食をとることができるため、

さらに、酒田~羽後本荘間は普通列車の運行本数が少ないため、このいなほ号の運転取りやめによって同区間での移動がかなり厳しくなることが予想されます。

 

また、一部の特急いなほ号が4両編成になります。

特急列車名発駅発時刻着駅着時刻
いなほ3号新潟10:56酒田13:03
いなほ10号新潟13:00酒田14:28

なお、利用客が多い場合は7両編成で運転されます。

ここで注意点

  • 7両編成の特急いなほ号…グリーン車あり
  • 4両編成の特急いなほ号…グリーン車なし

よって、特急しらゆき号で使用されている車両の使用が予想されます。

2.羽越本線の村上~鶴岡間でワンマン運転を開始

羽越本線の村上~鶴岡間で運転する普通列車がGV-E400系に統一され、ワンマン運転が開始されます。

2022年ダイヤ改正シリーズ こちらもご覧ください

2022年3月ダイヤ改正による変化は?東北太平洋側編その1
2022年3月12日にはJRグループのダイヤ改正が行われます。この記事では、東北太平洋側のJR路線でダイヤがどのように改正されるのかを詳しく紹介しています。2022年3月のダイヤ改正の東北太平洋側編は、その1からその3まであります。

3.奥羽本線(秋田~新庄間)で一部列車の運転区間の変更・運転時間のパターン化

今回のダイヤ改正で、奥羽本線の新庄~湯沢間で一部列車の運転を取りやめます。

上り秋田駅発時刻大曲駅発時刻横手駅発時刻湯沢駅着時刻新庄駅着時刻
現行11:4812:4113:0813:3114:48
改正後11:4912:4113:0813:32 終着取りやめ
下り新庄駅着時刻湯沢駅着時刻横手駅発時刻大曲駅発時刻秋田駅発時刻
現行14:1715:2315:4816:1016:58
改正後取りやめ15:40 始発16:0416:2217:12

この列車は15:00発の快速湯けむり号(陸羽東線)に接続しているため、旅行者、特に18キッパーにとってはかなりの痛手となりそうです。

また、日中の発車時刻がパターン化されます。

 11:48分発の新庄行は、特急つがる2号と秋田駅で接続していて、私も利用していたので少し悲しいです。また、私が乗ったときは、18きっぷシーズンだったにも関わらず、新庄まで通しで利用しているお客さんは少なかったような気がします… 利用客がいないのだったらしょうがないですね。

4.山形新幹線が全車指定席に

2022年3月のダイヤ改正では、山形新幹線の全車指定席化が実施されます。

山形新幹線の全車指定席化で、東北新幹線系統の新幹線はすべて指定席に統一されます。

<特急料金の改定差額>
◆新幹線と在来線の区間をまたがってご利用の場合
・普通車指定席利用:▲100 円~▲150 円
・自由席から指定席利用:+760 円~+810 円
・グリーン車利用:+230 円~+280 円
◆在来線区間(奥羽線・田沢湖線)のみをご利用の場合
・普通車指定席利用:0 円~▲280 円
・自由席から特定特急券利用:0 円~▲

また、特急料金の改定に伴い、つばさ定期券の料金が改訂されます。

例えば、

  • 6ヶ月で~150km…今より51,250円down
  • 3か月で~100km …今より6,730円down

どの条件でも現行より料金が上がることはないため、利用客にとっては非常に喜ばしいでしょう。

5.北上線 矢美津駅・平石駅の廃止

2022年の3月のダイヤ改正で北上線の矢美津駅平石駅が廃止されます。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/10/Platform_of_Yabitsu_Station.jpg/450px-Platform_of_Yabitsu_Station.jpg

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矢美津駅も平石駅も地元の自治体の要望により、1963年に7月15日に請願駅として設置されました。しかし、利用者の減少により廃止されることとなりました。

冬季は全列車が両駅を通過するため、事実上2021年11月30日の廃止となりました。

6.快速「最上川」の運行区間の見直し

  • 新庄11時15分発・酒田行 
  • 酒田14時02分発・新庄行

快速「最上川」の運転区間を見直し、余目~酒田間の運転を取りやめ、余目~新庄間の運行となります。

ただ、これらには酒田~余目間で接続列車が設けられるため、利用者への影響はなさそうです。

ほかにも…

  • 快速「信越」の廃止
  • 快速「新井行き」の廃止
  • 特急しらゆき8号・9号の廃止

まとめ

2022年3月12日のダイヤ改正では、列車の廃止、運行区間の縮小など、新型コロナウイルスの拡大による利用客の減少の影響が大いに現れた内容となりました。

新型コロナウイルス終息後も、すべての列車が復活するとは言えないので、乗りに行くなら今のうちでしょう。

(もちろん万全に感染対策をした上で)

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