2022年3月ダイヤ改正による変化は？東北太平洋側編その1

2022年3月12(土)にJRグループのダイヤ改正が行われます。今回は東北太平洋側編その１です。

詳しく解説します‼

東北新幹線の運行形態の見直し

東北新幹線では、運行形態の見直し東北新幹線で抜本的な運行形態の見直しが行われます。

運転を取りやめる列車

臨時列車に変更する列車

※1 現行は東京～新函館北斗間で運転しています。改正後は「はやぶさ 27 号,31 号」を新青森行から新函館北斗行に変更します。

※2 現行は東京～盛岡間で運転しています。改正後は「やまびこ」の一部列車を、仙台行/仙台発から盛岡行/盛岡発に変更します。

※3 盛岡～東京間で併結している「こまち 6 号」は定期列車として運転します。

※4 盛岡～東京間で併結している「はやぶさ 40 号」は定期列車として運転します。

※5 東京～福島間で併結している「つばさ」は定期列車として運転します。

　今回のダイヤ改正で実質大幅な減便となりそうです。

ただ、今回は新型コロナウイルスの影響を受けての利用客の減少を鑑みたものであると考えられるので、終息後は再び定期列車として復活するとみられます。

盛岡～東京間各駅停車の列車爆誕

　一部のはやぶさ号がやまびこ号の変更され、停車駅が増加します。

所要時間：2時間48分→3時間32分

所要時間：2時間47分→3時間29分

所要時間：2時間48分→3時間49分

所要時間：2時間45分→3時間29分

まさかの盛岡～東京各駅停車の便爆誕です。

盛岡白石蔵王間の移動は鉄道ファンの方々にしか需要はあまりないと思います？が、盛岡と福島・郡山間はより移動しやすくなると思われます。また、福島・郡山・宇都宮は停車する列車が増えるため利便性が向上するでしょう。

これらの列車が運行されることで、速達便と鈍行便の区別化を行う意図があるのかもしれません。

• 2022年ダイヤ改正シリーズです。こちらもご覧ください。

2022年3月のダイヤ改正による変化は？東北日本海側編

2022年3月のダイヤ改正で東北の鉄道はどうなるのか、詳しく解説しています。2022年のダイヤ改正では、いなほの4両化、山形新幹線の全車指定席化など大きな変更があります。2022年のダイヤ改正シリーズはほかにもございますので、是非ご覧ください。

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2022.07.02

津軽線　一部列車の運行時間の見直し

津軽線では、一部列車の運行時間を見直しが行われます。また、すべての定期列車でワンマン運転となります。

①　乗り換え：青森発蟹田行き　蟹田１６:０8着　

蟹田駅での接続が改善されます。（乗換時間37分➡4分）

②

③　乗り換え：はやぶさ34号東京行き　奥津軽いまべつ15：35発

　　津軽二股駅での新幹線接続が改善します。（乗換時間213分➡25分）

奥津軽いまべつ駅の利用者数は2019年度で26人（wikipedia参照)で日本の新幹線駅で最も少ないため、今回の運行時間の改善の効果は微小かもしれません。ただ、不便なダイヤが減ることは素晴らしいことですし、旅行者にとってはうれしく思う人いるでしょう。

山田線　輸送体系・運行時間の見直し

2022年3月のダイヤ改正では、山田線の輸送形態・運行時間を大きく見直します。

• 普通①…川内始発➡盛岡始発
• 快速①…盛岡駅の発車時間を38分繰り上げ
• 普通②…宮古行➡上米内行（上米内～宮古間は運転取りやめ）

• 普通③…宮古始発→上米内始発
• 普通④…川内止まり→盛岡着

山田線は、岩手県盛岡市の盛岡駅と宮古市の宮古駅を結び、内陸～三陸を直結する102.1kmの路線です。全国でも有数のローカル線で、両市境は長い峠越えとなっており、区界～上米内間は25.7kmでJR東日本最長の駅間距離となっています。

3月のダイヤ改正で、下り列車に盛岡6:32発の普通列車が設けられるため、現在（2021年度）で日本一遅い始発がある平津戸駅（19:07）・松草駅（18:57）・区界駅（18:49）はその名を返上することとなります。下り（宮古方面）の始発の時間が早まることで、朝イチで宮古へ出かけることができるようになります。

また、山田線では、動物との接触や倒木、落ち葉による車輪の空転が頻発していて、遅延が多々発生します。今回の上り（盛岡方面）のダイヤ改正は、通勤通学に利用する列車を上米内発にすることで、山岳地帯で発生した遅延の影響を防ぐねらいあるかと思われます。

東北本線　「石越～一ノ関間」の一部列車の運転のとりやめ

東北本線では、「小牛田～一ノ関間」で運転している列車の一部で、「石越～一ノ関間」の運転をとりやめるほか、1本の列車の運転時刻を見直します。

◆運転時刻を見直す列車

大船渡線　輸送形態の見直し

大船渡線では一部列車の運転をとりやめるほか、運転区間・運転時刻の見直しが行われます。また全ての定期列車でワンマン運転が実施されます。

大船渡線（おおふなとせん）は、岩手県一ノ関市の一ノ関駅と宮城県気仙沼市の気仙沼駅を結ぶ路線です。気仙沼駅から盛駅間は東日本大震災で甚大な被害を受け、鉄路としては廃線となりました。そのため現在では、大船渡線BRTとして運行しています。

大船渡線の利用状況は大きく変化していました。

2022年3月ダイヤ改正による変化は？東北太平洋側編その2へ続く…